AURO by Bodenの原料の輸入先のアウロ社があるドイツ。
ドイツは「環境先進国」として、リサイクルやリユースなど地球環境への取り組みに積極的です。またオーガニック発祥の国とも言われていて、「オーガニック」に相当する「Bio(ビオ)」という言葉を、実際に訪問した際にも多く目にしました。ほとんどのスーパーマーケットで、ビオ製品と通常製品が一緒に並んでいます。
今回のドイツ環境レポートでは、ドイツのスーパーマーケットでの様々な取り組みについてご紹介します。
今回は2カ所のスーパーマーケットに足を運びました。1カ所目はドイツで多くの店舗を展開している『BIO COMPANY』です。
BIO COMPANYでは有機野菜や果物、オーガニックの小麦粉や砂糖、お菓子を取り扱っています。店内にある野菜や果物は、そのままの状態でカゴに入れられ、一部商品だけエコ素材のビニールに入っていました。ドイツのほとんどのスーパーマーケットやオーガニックストアでは、野菜や果物を販売する際は、店内や店外に関わらず平積みにして陳列され、基本的には包装しないでそのままの状態で置いてあります。
それぞれグラム単位の値段が表記されています。近くには計量器が設置されているので、自分の欲しい量を持っていき、重さを計って紙袋に入れます。レジに持って行くと、店員さんが再計量をしてお会計をしてくださいます。お店によっては、自分で計量した際に発行されるラベルを紙袋に貼って、レジに持っていく所もあると伺いました。
実際に量り売りを体験!日本よりも小ぶりで、手のひらに入る大きさの桃を買いました。
計量した後に使う紙袋には、お店のオーガニックや環境に対する取り組みを意味する言葉やイラストがオシャレに入っていました。
2カ所目は、個人でお店を経営をされているオーガニックストアの『Samariter』です。
ここでは小麦粉や砂糖、お茶、グミやチョコレートなども量り売りされていました。
このお店では家庭から持ってきた容器に、計った商品を入れて購入し持ち帰ることができます。また、自宅で使わなくなった空き瓶を店内の回収ボックスに入れると、お店の方が綺麗に洗って、容器を持っていないお客様が商品を入れるために自由に使えるような、独自の取り組みをしていました。
日本でもエコバックやエコ包装の文化が少しずつ普及していますが、ドイツの方々が日常生活で利用するほとんどのお店では、商品を袋に入れずにお客様に渡すことが当たり前となっていました。
今回訪問したことで、脱プラスチックやリサイクル、オーガニックに対する、ドイツの環境への意識の高さや考え方を肌で感じることができました。以上、環境先進国ドイツのスーパーマーケットでの取り組みでした。
次回もドイツの環境レポートをお伝えいたします。