41年前にアウロ社を創業したフィッシャー博士にお会いしました。
その理念は、アウロ社そして私たちボーデン社の事業の根幹として実践されています。
フィッシャー博士が植物化学の研究を開始したのは、今から52年前。当時は環境先進国ドイツでも、エコプロダクトの開発に社会は付いてきてくれず、世の中の主流ではなく最先端(イノベーティブ・異端)だったそうです。
1972年当時のサステナブルは今と違ってもっと理念的だったそうです。しかし、EcologyとEconomy(エコと利益)の実践という相反するように感じるものを両立してやってきたことで、徐々に行政にも認められるになったきたとのことでした。
アウロ社は企業体なので、売上・利益を追求するのはもちろんですが、社会に還元していくことが大事と伺いました。アウロ社は、100万人以上のメンバーがいるヨーロッパ最大の環境団体に属しているそうで、そのつながりがEco systemの一つとなっているそうです。こういった世界中の人とのつながりで社会がよくなっていくのですね。
博士の発言で私の心に一番残っているのは、「今は、ポスト化石(石油)燃料時代。気候変動はエネルギー問題にフォーカスされがちだが、素材や原料も石油由来のものにしていると気候変動に加担することになる。気候変動を止めるためにも植物化学は貢献していると考えている。」という言葉。
わたしたちが手がける AURO by Boden は、日本では得られないこのような自然原料をドイツ・アウロ社から輸入し日本で製造しています。環境問題に取り組む企業として誇り高い気持ちになれる、博士との会合でした。化学の話なのですがとてもエモーショナルに感じました。
日本も昨今サステナブル意識が高まってきていると感じるので、サステナブルのパイオニアであるドイツ・アウロ社の想いを日本で実現していきます。
(左から アウロ社フリベックCEO、フィッシャー博士、弊社三木彩、三木勇人、アウロ社フレウンド氏)